仕事の悩み

【DiSC理論】職場で苦手な人との接し方をタイプ別に解説

毎日苦手なあの人やあの人と顔を合わせるのが正直辛い。

「職場の人間関係を気にしない」で過ごせたら仕事のパフォーマンスも上がるのになぁ….

そんな職場の人間関係に悩んでいる方に向け、この記事では職場で働いている人を4つのタイプに分けて、接し方のコツや対処法を紹介したいと思います。

また、職場の人間関係を気にしないで過ごすためのスキルにも触れていきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

あなたの苦手な人はどのタイプ?

職場で苦手なあの人や、いつも意見が分かれてしまうあの人。なぜうまくコミュニケーションが取れないのだろうと悩んでいませんか。

苦手な人の考え方や行動の傾向などを知っておくことで、職場での接し方のコツが見えてきます。

DiSC理論で考える、苦手な人と接するコツ

DiSC理論は人間の行動傾向を4つの要素に分類した理論で、職場での人間関係にも役立ちます。


この章では、職場で働いている人を

  1. Dominance/主導型のタイプ
  2. Influence/感化型のタイプ
  3. Steadiness/安定型のタイプ
  4. Conscientiousness/慎重型のタイプ

の4つのタイプに分類して、タイプ別の特徴と接し方のコツを紹介していきます。

そういえばあの人…確かにこんな感じかも!と思ったら、接する際の参考にしてみて下さい。

Dominance/主導型のタイプ

特徴

主導型のタイプは競争相手がいることで最大限のパフォーマンスを発揮できるなど、何事にも非常に積極的であることが特徴です。

また、言葉の通り主導権を握っていきたいという傾向があり、リスクを恐れず突き進める面もあります。

接し方のコツ

主導型タイプとのコミュニケーションは「簡潔」がキーワードです。

こうこうこういう理由があるからこうしたい、という話し方ではなく、結論を最初に話すことを意識するとよいでしょう。

この資料ですが、以前から調子が悪かったコピー機が、とうとう本日の朝に壊れてしまったため、現在テクニカルサポートの到着待ちです。修理が済み次第印刷に取り掛かりますが、かなり時間がかかってしまう恐れがあります。そこでご提案なのですが、オンライン上で共有するのはいかがでしょうか。

コピー機故障のため、資料はオンラインでの共有をお願いします。なおコピー機の修理は依頼済みです。

主導型タイプがまず言ってほしいのは結論ですので、「簡潔」な言葉で説明するとよいでしょう。

Influence/感化型のタイプ

特徴

感化型は人とのコミュニケーションを好む、いわゆるムードメーカー的な存在です。

明るく社交的で、職場に感化型がいると場がなごむという点が長所と言えるでしょう。

接し方のコツ

感化型のタイプは話し手から伝わってくる「人柄」を重視するという傾向や、周囲からの評価を重視する傾向もあるようです。

この製品は今回の改良により、前バージョンよりもなんと3.75gの軽量化に成功しています。

この製品は今回の改良により、前バージョンよりもなんと3.75gの軽量化に成功しています。以前、何気なく話して下さった事が、今回の計量化のとても良いヒントになりました。ありがとうございました。

このように、技術的な話を淡々とするよりは、感化型タイプの評価も伝えることでコミュニケーションがうまくいくことが期待できます。

Steadiness/安定型のタイプ

特徴

安定型のタイプは規律や規則を重んじ、業務もフォーマットに沿って行う事を得意とします。

急な変化に対応することがあまり得意ではない傾向もありますが、職場ではどのタイプよりも協調性があるのが特徴です。

接し方のコツ

安定型にタイプに接する際には、抽象的な表現よりも「具体的」に話すことを心がけてみましょう。

安定型のタイプは抽象的な表現を多用すると、どうすればいいんだろう…と不安に陥る可能性があります。

この前修正していただいたところですが、使う画像はこういう自然なものよりも食べ物のほうがいいと思うので、変更をお願いします。

この前修正していただいたところですが、全体的に見て、ここの画像は今使っている山などの自然よりは、果物の柿にしたほうがしっくりくるかと思いますので、柿の画像に変更をお願いします。

安定型は食べ物という抽象的な依頼だと、選択肢が多すぎて不安になってしまいます。食べ物の中でも果物、果物の中でも柿の画像にしたいと「具体的」に伝えることによって、コミュニケーションがスムーズになるでしょう。

Conscientiousness/慎重型のタイプ

特徴

慎重型のタイプはロジカルに考えることを得意とし、裏付けられたデータを重視するのが特徴です。

「これは〇〇らしい」などの根拠のない話ではなく、「事実に基づいたデータ」を必要とします。

完璧主義の一面もあるため、職場においてはハイクオリティの業務をこなすことができますが、納得がいくまで突き詰める傾向もあります。

接し方のコツ

慎重型のタイプは咄嗟の思い付きからくる発言や、感覚的なものが得意ではない傾向があるため、あらかじめデータなどの資料を用意してから接すると良いでしょう。

私のカンだとこっちのほうがよさそうに思います。

こちらのほうを好ましいと回答した割合は、64.7%です。

曖昧な情報では慎重型のタイプには響きませんが、裏付けされたデータがあれば納得をすることが期待できます。

慎重型のタイプと接する際には「事実」に基づいたデータをあらかじめ用意しておくとよいでしょう。

職場にいる苦手な人は、どのタイプに当てはまるでしょうか。

たとえばあなたが説明をしっかりとしたいタイプの人の場合、接する相手が主導型のタイプの人であれば、コミュニケーションが取りづらいなと感じていたかもしれません。

このように、タイプによっての違いや対処法を確認しておくことが、職場の人間関係がスムーズにいくヒントとなるでしょう。

では次に、職場の人間関係を気にしないで過ごすためのスキルを紹介します。

心にゆとりを持っておく

例えば職場に着ていくスーツは、生地とボタンの間に糸でゆとりを持たせることで留めやすくなっています。

人間関係でもゆとりを持つことが、コミュニケーションを円滑にする補助をしてくれるかもしれません。

1.挨拶や報連相をしよう

苦手な人と職場でやりとりをする場合は避けてしまいがちですが、自分から積極的に挨拶や感謝の言葉をかけていくとよいでしょう。

2.寛容な気持ちで接してみよう

また、仕事をしていく中で、自分とは意見の違う人たちと関わることもありますが、まずは感情的にならずに相手の主張に耳を傾けてみましょう。大事なのは冷静なスタンスを保つことです。

それでも無理な時もある

しかし「気にしない」ようにと努力をしていても、状況によってはもう無理かも…と感じる時があると思います。

そんな時は誰かに話しを聞いてもらうと、心が軽くなるかもしれません。

友達に職場の人間関係を相談していても、愚痴だと思われたら…

近しい関係な分、家族にはちょっと話しにくい部分もある…

などのように、相談したくてもなかなか言い出せず、自分の中に溜め込んでしまうと辛くなってしまいます。

誰かに話したいと思ったら、オンラインカウンセリングがおすすめです。

気軽に相談できるオンラインカウンセリング

  • 対面でのカウンセリングは緊張してしまう。
  • 駅や街中で看板を見かけて勇気を出して連絡をしたら、予約は数カ月先まで埋まっていると言われて断念した。

など、今までカウンセリングに興味があったり受けてみたいと思っていた方は、オンラインカウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか。

インターネット環境があれば全国どこからでも、専門のカウンセラーに相談をすることができます。交通費などがかからないため、コスト面も抑えることができるのが嬉しいポイントです。

予約枠が空いていれば、相談がしたいという気持ちがあるその日にカウンセリングを受けることができます。

予約はスマホから簡単に取ることができますので、もしも職場の人間関係で悩んでいる、気にしないで過ごせるように頑張ってみたがうまくいかないなど、悩んでいるならオンラインカウンセリングを受けてみることで、心のもやもやが軽くなるかもしれません。

まとめ

この記事では職場で働いている人を4つのタイプに分け、「職場の人間関係を気にしない」ようになるためのスキルや、接し方のコツなどを紹介しました。

良好な人間関係の中で働ければよいと誰もが感じるものです。

もし、職場の人間関係を気にしないで過ごせるよう、自分なりに頑張っているけれど、辛い時がある。誰かに話を聞いてもらいたい、相談したいと思ったら、自宅からでもカウンセリングを受けられる、オンラインカウンセリングなどを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

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