「自信を持ちたいけれど持てない」という感情は多くの人が経験するものです。また自信がないことでストレスが生じ、心や身体に負担をかけるケースも増加しています。
本記事では自信を持ちたいあなたに向けて、自己肯定感を少しずつ高め、自分自身に自信を持つための具体的な7つの行動を紹介します。
自信とは何か
自信とは、自分の強みや能力を信じることはもちろんですが、自分の弱点や限界を受け入れた上で自分自身を信頼することであるといえます。
例えば何かに挑戦して失敗したとしても、その失敗は貴重な学びの機会であり、「できない自分」も含めて自分を信じることが、自信を持つための大きなポイントとなります。単に「できる」と信じることではなく、「できなくても大丈夫」と思えるようになることが、心の安定と自信を育むのです。
自信を持ちたいけれど持てない理由
自信を持ちたいけれど持てない一般的な理由として挙げられるのが、失敗や他者との比較、そして変えられない環境に対する悲観的な感情です。
ネガティブな感情が積み重なると心の中で不安や焦りが生まれ、ストレスを感じやすくなるのです。自信を持ちたいと考えても、ポジティブに思える瞬間は短く、何度も浮き沈みを繰り返すうちに、そのストレスが長期化することも珍しくありません。
自信のなさとストレスの関係
「あの人の方が自分より仕事ができる」「自分は他の人より劣っている」といった比較の感情が強くなると、自己評価が低くなる傾向があります。
周囲から受ける影響について
職場のような変えられない環境で働いている場合、特に自信を持ちたいという強い気持ちを持っていても、周囲の影響を受けやすいケースもあります。
例えば、陰口ばかりを言う同僚や、否定的な発言が多い上司がいる職場では、ポジティブな気持ちを維持することが難しくなる場合もあります。
自信のなさがストレスになる理由
失敗したこと、他者と比較をして劣っている所、変えたくても変えられない環境に悲観することなど、ネガティブな感情を抱えている状態ではストレスを感じやすくなります。
また社会人にとっては、職場は一日の中でも多くの時間を過ごす場所であるため、人間関係や環境が悪い場合は、メンタル不調につながることも珍しくありません。
自信を高めるための環境の整え方
自信を持つためには自分自身を尊重し、ポジティブなエネルギーを与えてくれる人と過ごすことが重要です。
また自分を理解し、肯定してくれる人との交流は、自信を高める上で欠かせません。例えば家族や親友、信頼できる同僚と感情をシェアし合うことで、自信を高める環境が整うでしょう。
もし職場の環境が自分にとってストレスを感じさせる場所であるなら、そこから距離を置く方法を模索してみましょう。無理に続ける必要はなく、場合によっては新しい環境への移行を考えることも一つの選択肢です。
今すぐできる自信につながる7つの行動
自信を育むためには、まず自分に対して優しくすることが大切です。成功や失敗のどちらにも偏らず、中庸的な視点を意識するとよいでしょう。
1.できたことにフォーカスする
自分に自信を持てない時は、できないことについて考える時間が多くなります。
どうしてもできなかったことを数えてしまうという場合は、できたことも同じように数えてみましょう。
どちらが多いか少ないかにとらわれず、達成したことを認識することで、自分の成長を実感でき、前向きな気持ちが芽生えやすくなります。
日々の小さな成功を意識的に振り返ることは、自信を育む力や次のステップへ進むエネルギー源になるので、できたことを意識して日常に取り入れてみてください。
2.完璧を求めすぎない
失敗は必ずしも悪いことではなく、そこから学ぶことで次に進む力がつきます。「完璧ではない自分を受け入れる」というとなかなか難しいと感じますが、「自分に思いやりを持つ」ところからはじめてみるのもよいですね。
自分に優しくできないと感じている場合は、家族や友人や知人に対して思いやりを持って接している時を思い出してみましょう。
また失敗や未完成な部分をネガティブに捉えるのではなく、完璧を求めすぎず、自分のペースで進んでいくことが、最終的には大きな成果と自信につながります。自分に思いやりを持つことで、次に向かう力が生まれるでしょう。
3.できることからはじめる
できることからはじめてみることは、自信を築く効果的な方法です。大きな目標をいきなり達成しようとすると、目標達成までの道のりを険しく感じることもありますが、小さな一歩を踏み出し成功体験を積み重ねることで、ポジティブな変化を感じることができます。
無理なくできることからスタートし、その達成感を味わうことで次のステップに進みやすくなるでしょう。挑戦を積み重ねるうちに自分の成長を実感し、自然と自信が育まれます。少しずつ範囲を広げていくことは、大きな成果につながります。
4.感謝の気持ちを持つ
日常の中で感謝する瞬間に気づくことで、物事を前向きに捉える力が養われます。感謝の気持ちは自分や周囲を肯定する手助けとなり、心の安定をもたらします。
小さなことでも感謝することで日々の幸福感が増し、自信を持って過ごす際の大きな助けになります。またこの習慣を通じて、周囲のサポートや自分の成長に気づき、さらに前向きな自分を感じられるようになるでしょう。
5.整理整頓を意識する
心に余裕がない時や忙しい日々が続いている時などに、家の中が片づかないという経験をしたことはないでしょうか。
整理整頓はただの物理的な作業ではなく、心を整えるプロセスとしても効果的です。整った環境で過ごすことで心が安定し、より良いパフォーマンスや前向きな考えを促進できるため、結果的に自信を持つことにつながります。
6.身体的健康を整える
身体と心の健康は密接に関わっています。身体的健康を整えることで心も安定し、自信を育む土台が作られます。
質の良い睡眠は、心と身体をリセットするために欠かせません。十分な睡眠をとることで、ネガティブな感情に左右されにくくなり、自信を持つためのエネルギーが高まります。寝る前にリラックスできるルーティンで、睡眠環境を整えることを意識しましょう。
また、軽い運動や栄養バランスの取れた食事も、心と身体の安定をサポートします。例えば適切な運動は心と身体にポジティブな影響を与え、質の良い食事は心と身体の健康の向上につながります。
7.サポートを求める勇気を持つ
自信を育むためには、時にはサポートを求めることも大切です。周囲の人々に頼ることに抵抗を感じる場合もあるかもしれませんが、他者の意見やアドバイスは自信を持つプロセスで非常に重要な役割を担います。
例えば信頼できる友人や家族、メンターに悩みを共有することで前向きな考え方が促されます。また、カウンセラーなどのメンタルヘルスの専門家に相談することで、自分の感情や思考のパターンに気づき、より良い対処法を学べます。
誰かに相談したい時は「オンラインカウンセリング」
自信を高めるためには、時には専門的なサポートを受けることが効果的です。最近では、手軽でアクセスしやすい方法として、オンラインカウンセリングが注目されています。
オンラインカウンセリングは、時間や場所にとらわれずに利用できるので、忙しい現代人にとって非常に有効な選択肢であるといえます。
また継続的にオンラインカウンセリングを利用することで、問題を解決する力を身につけることが期待できるため、結果的に自分に対する自信も自然に高まっていくことでしょう。
まとめ
自分を大切にし、できたことに目を向け、失敗から学びながら進んでいくことで、自然と自信を育めるでしょう。
今すぐにできる行動からはじめて、自分自身をより良い方向へと導いていきましょう。また周囲のサポートを求める勇気も、自信を持つための重要な要素です。自信を持つことで、あなたの人生がより充実するきっかけとして、オンラインカウンセリングを利用するのもよいでしょう。
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芹野 まり Mari SERINO
EAPメンタルヘルスカウンセラー(eMC)、キャリアコンサルタント
一緒にこころの悩みを整理していきましょう
同じ経験をしていても一人ひとり思いや感情は違うものです。そして、生きていれば辛いことも決断しなければならないこともたくさんあります。一緒にこころの悩みを整理しながら、自分らしく生きていけるよう少しでも支援ができればと思います。
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