人間不信でうつ状態に その原因と心を楽にする3ステップ

人間不信でうつ状態に その原因と心を楽にするステップ

「もう誰も信じられない」 
「どうせまた裏切られる」

そんな風に感じて人との付き合いを避け、深い孤独の中で毎日を過ごしていませんか。

それは過去に経験した、人に深く傷つけられた出来事が、あなたの心に大きな傷跡を残し、「誰も信じられない」という強い不信感を生んでしまったからなのかもしれません。

私たちは不信感が強まると、他者との関わりを徹底的に避けるようになります。そして本当の自分を理解してくれる存在が一人もいないように感じ、深い孤独感に襲われ、気づかないうちにうつ状態に陥ってしまうことがあるのです。

2024年に内閣府が発表した「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」から「年齢階層別孤独感(直接質問)」の孤独感が「しばしばある・常にある・たまにある」の割合を見てみると、20歳代及び30歳代で高くなっていることがわかります。

2024年年齢階層別孤独感(直接質問)「しばしばある・常にある・たまにある」の割合グラフ

内閣府 2024年 人々のつながりに関する基礎調査 図1-3を参考に作成

この記事では、まずあなたが抱えている不信感の根本的な原因を一緒に見つけ出します。また、具体的な解決策を3つのステップに分けて紹介し、その一歩を踏み出すために、メンタルヘルスの専門家からのサポートを受けるという選択肢をご提案します。

なぜ「人間不信」になるのか。あなたの心が傷ついた理由

人間不信は多くの場合、特定の出来事が心の痛みを引き起こし、それが徐々に私たちを他者から遠ざけていきます。あなたが抱える不信感のきっかけは、もしかしたら以下のどれかに当てはまるかもしれません。

親しい人からの裏切り

最も深く心をえぐられるのが、信頼していた人からの裏切りです。家族や友人、パートナーといった、本来は最も安心できるはずの場所で起こる出来事は、私たちの人間観そのものを根底から覆してしまいます。信頼して話した秘密を第三者に知られたり、親しい人との金銭トラブルやパートナーの不貞行為は、心に深い傷を残します。

学校や職場でのつらい経験

人生の多くの時間を過ごす場所での人間関係は、私たちの心に大きな影響を与えます。特に逃げ場のない閉鎖的な環境では、心の傷はより深くなります。

いじめや仲間外れ、上司や先輩からの理不尽な叱責や嫌がらせなどのハラスメントは、恐怖心や嫌悪感を生み、他者との関わりを避けたい気持ちを強くします。

ソーシャルメディア関連のストレス

顔の見えない相手からの攻撃や、悪意のある人に騙された経験も、私たちの心を蝕みます。SNSでの誹謗中傷は、不特定多数からの敵意にさらされる恐怖を生み、詐欺被害は「人は利用し合うものだ」というネガティブな考えを植え付け、社会そのものに対する不信感を決定づけます。

人間不信が深まると現れるサイン

人間不信のサインは、時に自分でも気づきにくい心の状態です。もし以下の行動や感情に心当たりがあれば、あなたの心が助けを求めている証拠かもしれません。

人の言葉を素直に受け取ることが難しい

誰かから褒められても、「何か裏があるんじゃないか?」「どうせお世辞だろう」と疑ってしまう。過去に嘘をつかれた経験から、相手の言葉をそのまま受け取ることが難しくなっています。

本音で話すことに抵抗感を覚える

「本音を言ったら嫌われるかも」「弱みを見せたくない」という恐れから、自分の気持ちを隠し、笑顔がぎこちなくなり、無表情になってしまいます。これにより、周囲から「冷たい人」「不機嫌な人」と誤解され、さらに孤立してしまうこともあります。

相手を試すような行動をとる

「この人は本当に大丈夫か?」という不安から、わざと嘘をついたり、相手の反応を試したりしてしまうことがあります。無意識のうちに、相手が自分を裏切るかどうかを確認しようとしているのです。

できるだけ独りで居たいと感じる

 新しい人間関係を築くことに抵抗を感じ、誘いを断ることが増えます。人と話すこと自体がストレスとなり、誰とも関わらない「孤独」が最も楽な状態になってしまうことがあります。

もし、これらのサインが当てはまるなら、それは心が疲れている証拠です。無理をせず、自分の心に耳を傾ける時間を持ちましょう。

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人間不信克服3ステップ

人間不信の克服は、決して簡単な道のりではありません。しかし、焦らず、ご自身のペースで一歩ずつ進んでいくことで、必ず光は見えてきます。

【ステップ1】自分を責めず、今の状態を受け入れる

まずは、「人間不信になったのは、あなたのせいではない」と心から受け入れることが大切です。

過去の出来事や、あなたがどんなときに不信感を抱くのか、具体的な状況や感情をノートに書き出してみましょう。自分の内面を客観的に見つめることで、感情の整理がつき、自己理解が深まります。

【ステップ2】小さな「できた」を積み重ねて自信を取り戻す

いきなり人を信じるのは難しいかもしれません。まずは、小さな成功体験を積み重ねて自己肯定感を高めましょう。

「今日は笑顔であいさつができた」「知らないお店に一人で入ってみた」など、ささやかなことでOKです。その小さな一歩が、「自分にもできる」という自信を取り戻すきっかけになります。

【ステップ3】プロのサポートを借りて、心の中を整理する

「一人で抱え込んでつらい…」「どうすればいいか分からない…」そんなときは、無理をせず、プロの力を借りることも有効な選択肢です。カウンセリングは、あなたの悩みを客観的に受け止め、新たな視点を与えてくれます。

なぜ、つらい時ほどカウンセリングが必要なのか?心の孤独を解き放つ対話の力

「こんなに疲れているのに、誰かに話すなんて…」 

「話したところで、何も変わらないんじゃないか…」

そう思っていませんか。

うつ状態にある時、私たちは心も体もエネルギーが枯渇し、他者と関わること自体が億劫になってしまいます。しかし、まさにそんな時こそ、カウンセリングで専門家の力を借りることが、状況を好転させる最も有効な手段なのです。

1. 思考のループから抜け出す「第三の視点」

うつ状態や人間不信に陥っている時、私たちの思考は「どうせうまくいかない」「自分はダメだ」というネガティブなループに囚われがちです。カウンセラーは、あなたの感情や思考を否定することなく受け止め、客観的な視点を提供してくれます。

2. 行動への「小さな一歩」を後押しする具体的な道しるべ

一人で悩んでいると、何から手をつけていいか分からなくなります。カウンセリングでは、カウンセラーがあなたの心の状態に合わせて、今後のサポートの方向性を定めます。定期的に、そして継続的に行うことで効果が得られます。また、うつというつらい状態の中でも、安心できる場所があるという感覚は、あなたの日常に静かな安らぎをもたらします。

なぜ、うつ状態のあなたに「オンラインカウンセリング」が最適なのか

うつ状態で心身ともに疲弊している時、外出してカウンセリング施設に行くことは、想像以上に大きな負担となります。そんな時、オンラインカウンセリングは、あなたの状況に寄り添った、最も優しい選択肢となります。

物理的・精神的な負担が少ない

「人と会うのが怖い」「外に出るのがしんどい」といった身だしなみを整える気力が無い時でも、オンラインカウンセリングは自宅から受けられます。また移動時間や交通費もかからないため、金銭面や体力的な負担を軽減できるのもメリットです。

自分の都合で予約・カウンセリングができる

オンラインカウンセリングサービスは、あなたの都合の良い時間に予約ができ、カウンセリングも比較的遅い時間まで対応しているサービスが多いため、誰にも邪魔されず、一番リラックスできる時間帯と場所で、あなたの悩みを打ち明けられます。

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まずは「話してみる」ことからはじめましょう

今回は、うつ症状にもなりうる「人間不信」の原因や、人間不信を克服するための具体的なステップを紹介していきました。

「話すのが苦手」

「何を話せばいいかわからない」

と感じるかもしれません。しかしカウンセリングは言葉を探す時間も、沈黙も、すべてが大切なプロセスです。専門のカウンセラーは、あなたのペースに合わせてカウンセリングを行います。

まずは気軽に、「話してみる」ことからはじめてみませんか。

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メザニンコラムを発信しているオンラインカウンセリングサービス「mezzanine(メザニン)」では、簡単3ステップでオンラインカウンセリングをご利用いただけます。

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