フリーランスが抱えやすい悩みとメンタルの不調 相談先はどう選ぶ?

フリーランスという働き方は、柔軟なワークスタイルが魅力である一方で、常に自律的な判断と行動が求められるため、大きなプレッシャーが伴います。

そこで今回の記事では、フリーランスが実際にどのようなメンタル面での悩みを抱えやすいのかを掘り下げ、特にメンタル面での悩みに効果的な相談先について紹介します。

フリーランスが抱えるリアルな悩み

フリーランスは柔軟な働き方ができる一方で、日々の業務や働き方の特徴から、心が疲れてしまう人も少なくありません。

この章では、フリーランスが抱えるリアルな4つの悩みを紹介します。

1.本業だけでは終わらない、奪われる時間とエネルギー

フリーランスは一般的に、自身の専門スキルを活かした「本業」だけでなく、企業であれば経理部、営業部、法務部と専門部署が担う業務全般を行います。

収入の見込みを立てるところから始まり、案件探し、自分自身やサービスを売り込むための営業活動、企画提案、条件交渉といった仕事を獲得するためのプロセス。そして成果物の納品、請求書作成、入金確認、さらには日々の細かな経費管理などを、文字通りたった一人でこなさなければなりません。

特に確定申告の時期は、これらの雑務が凝縮される集大成ともいえ、多くのフリーランスにとって本業に割く時間をさらに圧迫する大きな負担となっています。

2.仕事モードが常に「オン」の状態

フリーランスで働く場合、オフィスなどの物理的な区切りがないことで、仕事とプライベートの切り替えがむずかしいケースがあります。

休憩時間や休日であっても、つい仕事のメールやチャットの通知が気になったり、ふとした瞬間に案件のことが頭をよぎって考え始めてしまったりと、完全に「仕事モード」から「オフモード」に切り替えることは容易ではありません。

フリーランスの特徴である「いつでも働ける」という柔軟さは、裏を返せば「いつまでも働けてしまう」という側面も持っています。そのため「今やらなければ」「手が空いているうちに」といった思いから、ズルズルと作業を続けてしまい、気がつけば深夜、休日も返上、ということが起こりやすいのです。

3.マネジメントのプレッシャー

全ての判断を自身で行い自律的に働くこと。これはフリーランスの醍醐味ですが、同時に高度な自己管理能力が常に求められるということでもあります。

今日やるべきタスクは何なのか、今週と今月の目標は何か、今後のスケジュールはどう組み立てるか、新しいスキルを習得するにはどうすれば良いかなど、誰からの指示もなく自分で計画し、自分自身を律して実行していかなければなりません。

やる気が出ない日や体調が優れない時でも、「自分がやらなければ何も進まない」という現実を前に、自分で自分を奮い立たせる必要があります。今月の仕事は確保できていても、来月はどうなるかわからないという不安定さもあり、自身のスキルや価値への不安から、メンタルが揺らぎやすくなることもあります。

4.フリーランスの見えない「孤独」

フリーランスは基本的に、チームではなく個人で業務を進めていきます。

そのため、例えばプロジェクトが成功した場合、達成感はあっても、感動を誰かとリアルタイムで分かち合えないという物足りなさを感じることもあるでしょう。

逆に、予期せぬトラブルや困難な課題に直面した場合は、「大丈夫だよ」「皆で解決しよう」といった、仲間の存在は限られています。特に問題発生時や、失敗した時などのメンタルが落ち込みやすい時に、誰にも話せず一人で抱え込んでしまうことで、業務の進行が滞るリスクが高まります。

このように、他者からは見えづらく、共感されにくいフリーランスの見えない孤独は、プレッシャーも重なり、メンタル不調につながる要因となり得るのです。

フリーランスが抱えやすい悩みとメンタルの不調 相談先はどう選ぶ? (3)

フリーランスとして働き続けるための「基盤」とは

業務全般やマネジメントへのプレッシャー、仕事とプライベートの境界線が曖昧なことによる疲弊、そして何より誰にも本音を話しにくい「見えない」孤独。これらの悩みが、フリーランスで働くビジネスパーソンのメンタルに、大きく影響しています。

メンタルの不調を放置することは、フリーランスとしての活動を持続していく上で、非常に大きなリスクとなります。気分の落ち込みや集中力の低下によって、仕事のクオリティが維持できなくなる場合もあります。

さらに、メンタル的な疲れは身体的な不調へとつながります。メンタルヘルスは、フリーランスとして働き続けるための、最も重要な「資本」であり「基盤」なのです。

悩みを一人で抱え込まないためにできること

辛い、苦しいと感じた時に、その気持ちを誰かに話すこと、そして適切なサポートを得ることは、「自己管理」のひとつであるといえます。

しかしフリーランスは、日常的に悩みを安心して打ち明けられる相手を見つけにくい環境にいます。技術的な問題であれば、オンラインフォーラムやSNSで同業者に質問するなど比較的解決策を見つけやすいですが、個人的なメンタルの悩みはそう簡単にオープンにはできません。

そこで相談方法の中でも、フリーランスの方々にぜひ検討していただきたいのが、オンラインカウンセリングサービスの活用です。

オンラインカウンセリングの3つのメリット

この章では、オンラインカウンセリングの3つのメリットについて紹介します。

  1. カウンセリングの始めやすさ
  2. 時間や場所を選ばない柔軟性
  3. 比較的手頃な料金設定

1つずつ順番に見ていきましょう。

1.カウンセリングの始めやすさ

フリーランスがメンタルヘルスの悩みを抱えた際、「どこに相談すれば良いのか」「誰に話せばいいのか」という以前に、そもそも相談すること自体に抵抗があると感じるケースは少なくありません。

専門の機関を自分で探して予約を取り、慣れない場所に出向くことへの心理的なハードルは、特に精神的に疲れている時には高く感じられます。

オンラインカウンセリングは、この「始めにくさ」を大きく解消してくれます。インターネット環境さえあれば、自宅など自分が最も安心できる場所から、気軽にアクセスできます。 

またカウンセリングルームへの出入りを人に見られる心配がなく、プライバシーが守られやすい点も、心理的な抵抗感を減らす要因となります。そのため「まずは試してみたい」という場合でも、第一歩を踏み出しやすくなっています。

2.時間や場所を選ばない柔軟性

場所に縛られず、自分で仕事のスケジュールを組み立てられるのがフリーランスの魅力ですが、従来のカウンセリングは、この柔軟な働き方と両立させるのがむずかしいケースがありました。

オンラインカウンセリングであれば、このような時間や場所の制約をほぼ気にせず利用できます。クライアントとの打ち合わせの間や、仕事の合間の短い時間、あるいは地方への出張中でも、インターネット接続ができる場所なら、どこからでもカウンセリングを受けることが可能です。

また忙しいスケジュールでも予約を取ることができ、定期的な利用を継続しやすいのも大きなメリットです。わざわざ出向くのは面倒な時や、体調が優れず外出が億劫な日でも、すぐにアクセスできる手軽さは、フリーランスにとって非常に価値が高いといえます。

3.比較的手頃な料金設定

フリーランスにとって、収入の波がある中で、継続的な支出となるカウンセリング費用は大きな検討事項となります。専門的なサポートを受けたい気持ちはあっても、料金面で保留にしてしまうことがあるかもしれません。

オンラインカウンセリングは、比較的リーズナブルな料金設定のサービスが多く存在します。そのため、自分の予算や必要なサポート量に合わせて選びやすいのも特徴です。費用面でのハードルが下がることで、必要な時に必要な頻度でカウンセリングを受けやすくなり、メンタルケアへの投資として現実的な選択肢となります。

味方がいるという安心感

悩みや不安を聞いてもらうだけでも、一人で抱え込んでいた気持ちがホッと軽くなります。オンラインカウンセリングを継続的に利用することで、「自分は一人ではない」「味方がいる」と感じられるでしょう。

さらに、専門的な知識を持つカウンセラーとの対話を通じて、悩みの本質に気づき、具体的な解決策を探るだけでなく、自身の内面への理解を深め、変化への一歩を踏み出すためのサポートが得られます。

フリーランスが抱えやすい悩みとメンタルの不調 相談先はどう選ぶ? (3)

まとめ

今回の記事では、フリーランスが抱えるリアルな悩みと、その向き合い方を紹介しました。

メンタルヘルスは、フリーランスとして最も重要な「資本」であり「基盤」です。オンラインカウンセリングを利用して、自身のメンタルケアに気を配ることで、心身ともに健康に活動ができるでしょう。

 

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