仕事の悩み

上司とのコミュニケーションが上手くなる 今日から実践できるポイントを紹介

上司とのコミュニケーションの取り方が難しいと感じるのは、多くの人が経験することです。コミュニケーションがうまくいかないと、業務の効率が悪化するだけでなく、ストレスも溜まりがちです。

この記事では、上司とのコミュニケーションの重要性や、コミュニケーションの方法について解説しながら、円滑にコミュニケーションを取るためのいくつかのスキルをご紹介します。

コミュニケーションを改善することで、仕事のやりがいや成果も得られるでしょう。今日からでも少しずつ実践してみてください。

上司とコミュニケーションを取るメリット

私たちは、1日のおよそ3分の1の時間を「仕事」に費やしています。

そして、仕事をするうえで上司という存在は切っても切り離せない関係です。上司と上手くコミュニケーションを取ることが大事だと頭では分かっていても、中々行動に移すのは難しいですよね。

まずは、コミュニケーションを取るとどのようなメリットがあるのかを理解して、コミュニケーションへの意欲を高めましょう。

メリット1.仕事の効率が上がる

上司とのコミュニケーションがスムーズに行えると、上司への報告・連絡・相談、いわゆる「報・連・相」が行いやすくなり、常に的確なアドバイスをもらえることで、業務上の生産性が向上します。

また、コミュニケーションを重ねるうちに、上司の考えることが分かるようになり、その分やり取りの時間を減らせるようになるので、仕事の効率も良くなります。同時にミスも起きにくくなるので、余計なストレスを抱えずに済むでしょう。

メリット2.スキルアップにつながる

上司目線に立った時、同じくらいの能力の部下がいた場合、どちらに新しいプロジェクトを任せたいかと考えた時、より多くコミュニケーションを取っている方ではないでしょうか。

仕事の幅を広げるためにもコミュニケーションは大切です。

また、沢山の成功や失敗を重ねてきた経験豊かな上司とコミュニケーションを取ることで、彼らの持つ知識や経験を吸収でき、仕事のコツや失敗との向き合い方など、自身のスキル向上につながります。

メリット3.プライベートが充実する

職場の雰囲気は、皆さんのストレスに直結します。上司と良好な関係を築ければ、社内の雰囲気も良くなり、ハラスメントなども起きにくくなります。

ストレスなく働くことが出来れば、仕事が終わったプライベートな時間も気持ちよく過ごせるでしょう。

また、人生経験豊富な上司と食事に行くようなことがあれば、美味しいお店を教えてもらえたり、お店でのマナーや作法なども教わることができます。

上司との雑談の中で会話力も高めることができ、皆さん自身の人間力アップにつながるでしょう。

上司とコミュニケーションが取りづらい理由

コミュニケーションのメリットが理解できても、上司によってはコミュニケーションを取りづらい場合もあります。

例えば、世代が離れすぎていて、共通の話題が見つからず、会話の糸口が見つからなかったり、上司が日常的に使う専門用語や社内用語がまだ理解できないために、コミュニケーションをためらったり、「自分が若手の頃はね」と自分の価値観を押し付けられ、拒否反応を示してしまったりとさまざまです。

ただ、上司も同じように部下とのコミュニケーションに難しさを感じていたりもします。お互いに相手の立場を理解し歩み寄ることが大切です。

ここからは、部下であるあなたから実践することができる、上手なコミュニケーションのポイントをいくつかご紹介します。

上司との上手なコミュニケーションの取り方

ここでは、上司と上手くコミュニケーションを取れるようになるためのポイントをいくつか解説します。今すぐにでも使えるものがあるはずです。良いなと思ったらぜひ今日からでも試してみて下さい。

1.挨拶や返事を大切に

当たり前のようですが、気持ちのよい挨拶や返事ができるだけで、上司からの印象はぐっと良くなります。

毎日のように行う挨拶は、ついついおざなりになってしまいがちです。できるなら、立ち止まり相手の目を見てしっかりと挨拶するように心がけてみましょう。

また、返事をする際も相手の目を見て、しっかりとうなずき、短く気持ちの良い返事をしましょう。

また、聞き返すのは失礼だと思い込み、知ったかぶりをしてしまうのは良くありません。話していることが分からない場合は、その場で確認するようにしましょう。

2.報・連・相は徹底する

報連相を早く確実に行うことで、仕事上のミスやトラブルを回避できます。トラブルが起きた際にも対応が後手後手にならずに済みます。

また、上司と報連相を通じて小まめにやり取りを続けていくことで、信頼関係が生まれ、接点が増えることでより親身に接してもらえるようになるでしょう。

3.上司の話をしっかりと聞く

上司の話には、しっかりと耳を傾け、積極的に理解するよう努めましょう。話すことが苦手な人は、先ずはこの「聞く」を徹底的に行いましょう。

話を聞く時は、相手の話を途中で遮ったりせず、最後まで聞きましょう。またうなずきや相槌を入れることで、上司は自分の話をしっかり聞いてくれているという安心感を持ち、信頼につながります。

4.すぐにやってみる

上司からアドバイスや提案を受けた時には、直ぐに実行してみるのが良いでしょう。自分にはないアイディアや技術を取り入れることで、問題解決の近道になったり、新たな発見に繋がる可能性もあります。

また、注意やフィードバックを受けた際も、むやみに反発などせず真摯に受け止めすぐに修正してみることが大切です。注意を受けたら、つい自分自身を否定されたような気持になってしまう人もいますが、感情的にならず話の内容を冷静に受け止めましょう。

5.上司のまねをする

長年同じ世界で働いてきた上司の仕事に対する姿勢やノウハウを徹底的にまねてみるのも一つの手です。スポーツや芸能の世界でも、先輩や師匠のやり方を真似ることから始めます。

見てまねるのが難しいようでしたら、直接上司に聞いてみましょう。上司としては、自分の仕事の仕方に興味を持ち、積極的に取り入れ頑張っている部下の存在はとても嬉しいはずです。

6.正直に話す

プライベートな事情を全て話す必要はありませんが、時には人生の悩みや仕事上の不安やコンプレックスなどについて、正直に話してみるのも良いでしょう。

自分の悩みを打ち明けることは、上司に対して信頼しているというメッセージにもなります。

部下から不安や悩みを相談されたら、上司としては「何か力になってあげたいと」思い親身に話を聞いてくれるでしょう。

7.上司の立場で考えてみる

上司からフィードバックを受けた際に、どうしても納得がいかず反発してしまいたくなる時もあるでしょう。そんな時は、上司の発言の背景を考えてみて下さい。

上司が役職者だったりすると、経営陣との板挟みにあっていて、シビアな意見をせざるを得ない場合もあります。

また、あなたの提案が聞き入れてもらえなかった時には、上司がどこを見て判断しているのか?その提案は自分には良いものでも、会社全体にとってはどうだったのか?など、上司の目線で考えてみることも重要です。

8.こまめなお礼を心がける

上司からアドバイスを受けたら、感謝の気持ちを伝えましょう。どんなに些細な内容の時でも、返事だけで済まさず、しっかりと「ありがとうございます」と伝えることで、上司からの信頼は増します。

直筆のメモなどでお礼を伝えるのも効果的です。その際には、アドバイスによってどう良くなったか、何が嬉しかったかなど、一言添えると良いでしょう。

9.コミュニケーションツールを利用する

上司との会話は、仕事の話だけとは限りません。趣味や家族のことなど、プライベートな会話が出来れば上司との距離もぐっと縮まるでしょう。

しかし、中々面と向かってコミュニケーション取りづらいという場合には、メールやチャットツールなどを利用すると良いでしょう。その場合は、失礼な文面にならないように気を付けましょう。

また、飲み会や社内イベントの場を利用して距離を縮めるのも効果的です。仕事の後の飲み会なども、億劫にならずに、たまには参加してみましょう。会社では聞けないような情報やアドバイスをもらえることも多くあります。

まとめ

この記事では「上司と上手くコミュニケーションを取りたい」皆さんに向けて、コミュニケーションの重要性と、上手になるためのいくつかのポイントを解説しました。

コミュニケーションが上手く取れるようになれば、仕事の効率が上がり生産性も向上します。風通しも良くなり、社内の雰囲気も良くなるでしょう。

上司としても、部下の成長は会社の発展のためにも必要不可欠なため、できるだけ早く成長してもらいたいと考えています。そのためにもコミュニケーションは欠かせません。

上司とのコミュニケーションに対する悩みや、職場の人間関係などでこころが疲れていると感じたら、プロのカウンセラーに「こころの悩み」を相談できる、オンラインカウンセリングを利用してみてください。

相談したい時に、いつも使っているスマートフォンでも、予約からカウンセリングまでスムーズにできるのがメリットです。

話を聴いてもらうことで、こころが前向きになることも期待できます。

 

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