仕事の悩み

【社会人の悩み】5月病とは?原因と症状をわかりやすく解説

春は新年度の始まりとともに、生活環境がガラリと変わることが多い季節です。

「新しい職場に馴染めない」
「生活環境の変化に疲れてしまった」
「最近よく眠れない」
「連休明けに仕事に行くと思うと気が重い」

このような症状が、がんばっている人ほど出やすい季節とも言えます。この記事では5月病の原因や症状について紹介しますので、是非参考にしてください。

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5月病とは

「5月病」とは、大型連休明けに起こる体調やメンタル不調を指し、以前は主に新社会人に起こりやすいと考えられていました。しかし、最近では転勤や転職、部署異動などで新しい環境に変わる中高年の方も増加しています。

5月病の症状

新年度のスタートに伴う不安感やストレスが原因で起こるとされており、主に挙げられるのは以下のような症状です。

こころの症状

  • やる気が起きない
  • 集中力欠如
  • 焦燥感
  • 怒りっぽくなる
  • ネガティブ思考になる
  • 不安

身体の症状

  • 疲れが取れない
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 不眠
  • 胃腸の不調
  • 涙が止まらない

「5月病」とは正式な病名ではなく、新しい環境に適応できずストレス反応が起こっている状態を指します。

また、5月病以外でも仕事のストレスによってメンタル不調に陥る場合があります。

キーワードは「花粉症」「新年度」「大型連休」

なんとなく体調が悪い、万全とは言いにくい状態が続いていると感じる社会人は多いですが、5月病は「大型連休明けに起こる不調」という特徴があります。

しかし5月病以前にも、社会人は季節によって様々なストレスにさらされています。

「花粉症」による消耗

多くの日本人を悩ませる「花粉症」ですが、スギ・ヒノキの花粉は3月から4月にかけて飛散します。

環境省がまとめた『花粉症環境保健マニュアル2022』によると、花粉症の有病率は1998年が19.6%、2008年が29.8%、2019年には42.5%となっており、花粉症有病率は20年で2倍以上に増加しています。スギ花粉症も同様で、2019年には38.8%でほぼ3人に1人がスギ花粉症と推定されています。


参考)環境省 | 花粉症環境保健マニュアル2022

花粉症は目のかゆみや鼻づまり、空咳、皮膚のかゆみ、そして重症になると熱っぽさが続くなどの症状があります。

去年までは無症状だったが今年から急にくしゃみがでるようになったという方や、現段階で症状がない方でも、職場でこのような症状で辛そうな従業員を目の当たりにすることも多いのではないでしょうか。

3月から4月に飛散する花粉によって疲弊する日本人は多く、アレルギー症状によって体調不良に陥るケースも少なくありません。

また、5月と6月にはカモガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギなどのイネ科の花粉が原因でアレルギーになる方も多いようで、花粉症のピークも長期化しています。

「年度末」そして「新年度」

多くの社会人が花粉症で悩む時期に年度末を迎え、そして新年度が始まります。学生や社会人が一斉に新しい生活をスタートさせるため、異動や転勤がない社会人も『受け入れる側』としての新しい生活が待っており、新社会人はガラリと変わる状況の中での生活を開始させます。

慣れない環境下で常に緊張をしていると、いわゆる「過緊張」状態となり自律神経の乱れに繋がることも珍しくありません。

そこにやってくる「大型連休」

そして、新しい環境にようやく慣れ始めたころにやってくるのが「大型連休」です。

蓄積していた疲労や緊張が連休を迎えることによって解放され、連休後の体調不良や気分がすぐれないなどの症状に繋がります。

楽しんだ反動で現実が辛くなる「大型連休」明け

5月病は環境の変化による「ストレス」が原因であることは共通していますが、症状が出るきっかけとなる大型連休の過ごし方は様々です。

例えば、親元を離れて一人暮らしを始めた新社会人にとっては、大型連休中が社会人となって初めての帰省になる場合が多いでしょう。

新社会人の5月病

社会人になってから初めての帰省

帰省をすると、慣れ親しんだ環境に身を置くことでリラックスをしている状態になります。そのため、連休明けに戻ることになる新しい環境を重荷に感じることがあるでしょう。

「連休が明けたら、また慣れない環境でがんばらなくてはいけないのか」と考えると、気分が落ち込むケースがあります。

新しい人間関係

学生時代は友人が中心だった人間関係から、社会人になると上司や先輩、同期だけではなく、社内外のあらゆる階級、年代の人たちとのやりとりが増えていきます。

特に新社会人として入社後しばらくは研修が続くこともあり、今まででは考えられなかった量の人間関係が短期間で構築されていくことから、名前を覚えなきゃ、間違えたらいけないと常に緊張をしている状態となります。

張り切っていた自分と現実のギャップ

「新しい環境でがんばるぞ!」という気持ちから、「早く慣れなくては」と張り切ってはいたものの、「なんとなく社風や職場環境になじめないような気がしている」、「業務内容が思っていたものと違っている」など、張り切っていた自分と現実の間に起こっているギャップによって、5月病の症状が現れるケースも考えられます。

社会人の5月病

職場環境の変化

昇進や異動、転勤、転職などで環境の変化以外にも、新社会人を「受け入れる側」としてのストレスを抱える社会人も多いでしょう。

入社後3ヶ月以内の離職を防止するための取り組みを行っている企業もあるように、「受け入れる側」も緊張感を持って新年度を迎えるケースがあります。

周囲の友人が輝いて見える

大型連休中は、普段会えない友人と会う機会もあるでしょう。しかし、久しぶりに会った友人が輝いているように見えると、自分自身の状況について不安や落ち込みを感じることがあります。その結果、連休明けの仕事に対するモチベーションが低下してしまう可能性があります。

では、5月病の症状は日本特有のものなのでしょうか。

5月病は日本特有の症状?

世界で4月を新学期とする国は日本、インド、ネパール、パキスタンの四か国で、ドイツやフィンランドの新学期は8月から、アメリカやイギリスは9月からというように、世界の新学期が1月から10月までの間に分散しています。
参考)文部科学省 | 世界の学校体系

日本では学生や社会人が同時期に5月病の症状に悩まされることが多いですが、注目したいのは、4月に新社会人が一斉に入社するというのは日本独自の文化だということです。

そして、日本には四季があることも、5月病に影響を与えています。

5月病には四季も関係している

冬は寒く、春は気温が和らぐが花粉の飛散が始まり、年度末や新年度を迎え大型連休がやってきます。

その後、梅雨が来て近年では酷暑と呼ばれる夏になり、気温が高いままの秋が来てまた冬になるというように、一年を通して気温変動のある日本では、季節を意識しながらの生活が当たり前となっています。

季節の変わり目と環境の変化が重なることによって5月病の要因が生まれ、大型連休というきっかけによって症状が出始めることから、5月病の症状は、日本の気候と文化などが複合して起こると言えるでしょう。

辛い時は心細い

頭が痛い、肩が痛いなどの身体の痛みと同じように、ストレスでこころが辛いと感じる時は、自分が不調であると自覚をしているからこそ心細くなるものです。

「みんなも同じなんだからやらないと」
「仕事が辛いのは当たり前でしょ」

そう言われている、もしくは言われないために、社会人はストレスを抱えながらも日々働いています。

しかし新人もベテランも関係なく、こころとからだの不調は辛いものです。また、母や父、上司や部下というのは役割に過ぎず、あなたがあなたであることに変わりはありません。

誰かに話したいと思ったらオンラインカウンセリング

やる気が起きない、何もしたくない。はっきりとした理由は分からないけれど、なんとなく気分が晴れない、いつも通りにやろうと思ってもできない時がある。このような状態が辛く、誰かに話したいと思ったら、相談をしてみることでこころが軽くなる事があります。

オンラインカウンセリングは、インターネット環境があれば全国どこからでも専門のカウンセラーに相談をすることができます。予約もスマホから簡単に行うことができますので、まずは気軽に相談をしてみましょう。

まとめ

もし、誰かに話したいという気持ちがあるのであれば、悩みや辛さを相談することができます。オンラインカウンセリングでは専門のカウンセラーがあなたの話を聴きます。

5月病は一過性の症状だと言われていますが、現在の生活の中で辛いと感じていること、悩んでいることがあれば、まずは気軽に相談をしてみましょう。

 

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