仕事の悩み

「今の仕事向いていないから辞めたい…」と悩むあなたへ

就職や転職をしてみたものの、仕事が向いていなくて辞めたいと感じる方は少なくありません。今の仕事が向いていないと思いながら働き続けることは精神的にも大きな負担となります。

今回は、仕事が向いていないので辞めたいと感じている方に向け、デメリットや対処法などをご紹介していきます。

質問形式でみる仕事が向いていないサイン5つ

仕事が向いていないと感じる時に現れる5つのサインをご紹介します。質問形式で紹介しますので、自分ならどう答えるか考えてみてください。

Q1. 仕事は楽しいですか?

【YES】仕事は楽しい

仕事そのものが楽しい場合もあれば、職場の仲間と過ごす時間が楽しい場合もあります。また、今の職場で目標を達成することに楽しさを感じたり、仲間と働くことにワクワクできる。

【NO】楽しいとは感じない

業務や職場の人間関係に、楽しさを感じられなくなったり、居心地の悪さを感じたりしている。また、朝起きた時に気分が重かったり、出勤時に休みたいと感じたり、足取りが重くなったりしている。

Q2. 今の職場で成果はありますか?

【YES】成果は出せている

今の仕事で上司に評価をされたり、昇給や昇格をしたり、誰かに感謝をされてうれしいと感じたことがある。

【NO】成果が評価につながらない

自分では一生懸命頑張っているつもりでもなぜか成果が出なかったり、上司に評価してもらえなかったりと辛い思いをしている。また、成果は出ているけど常に必死に頑張り続けていないといけない。

Q3. 職場に相談できる人はいますか?

【YES】会社に信頼できる人がいる

同僚や上司など、仕事の悩みを相談できる人がいる。

【NO】会社に相談できる人がいない

今の職場に悩みや不安を相談できる人がいない。または、気軽に相談できる雰囲気の職場ではない。

Q4. プライベートな時間は取れてますか?

【YES】趣味や打ち込めるものがある

趣味やスポーツなど、息抜きをしたりリフレッシュしたりと、気持ちや頭を切り替えられる時間が十分に取れている。

【NO】仕事ばかりの生活を送っている

残業が多かったり、持ち帰りの業務が多く、頭を切り替える時間が少ない。

Q5. 心や身体は健康ですか?

【YES】心身ともに健康である

心身ともに健康で充実している。もしくは、仕事で多少疲れることはあっても、精神的には落ち着いている。

【NO】常に疲労を感じている

長時間労働や過度な肉体労働などで過労気味だったり、睡眠不足が続いて日中イライラしたり、物忘れやミスが多くなったりしている時がある。

上の5つの問いに対して、NOの数が多い方は、今の仕事が向いていない可能性が高い可能性があります。

向いていない仕事を無理して続けるとどうなる?

向いていないと感じる仕事を続けることは決していいこととは言えません。次に、向いていない仕事を続けることのデメリットをご紹介します。

メンタル不調を起こす

今の業務や職場が自分に向いていないと感じながら働き続けることは、精神的に大きな負担となり、最悪の場合メンタル不調に陥ってしまいます。

メンタル不調になった場合、回復までにはかなりの時間を要しますし、向いていないと感じている根本原因が解決しない限り、不調を繰り返す可能性も考えられます。

メンタル不調を起こした場合は、仕事だけではなくプライベートにも大きな影響を与えるため、予防策などで対処をしていく必要があります。

キャリアが停滞してしまう可能性がある

向いていない仕事を続けることで評価が上がらずキャリアが停滞してしまう恐れがあります。キャリアが停滞してしまうと、自分の市場価値が上がらず転職などで苦労することが考えられます。

ワークライフバランスを崩す恐れがある

向いていないことで業務に時間が掛かってしまい、残業や持ち帰りの仕事が増えプライベートな時間を圧迫する恐れがあります。

息抜きの時間が取れないだけでなく、睡眠不足による体調不良や食生活が乱れ、大きく体調を崩してしまう可能性も考えられます。

仕事が向いていない時の対処法

今の仕事が向いていないと感じたら、以下の方法を試してみると良いでしょう。ご自身の負担のない方法で、できるところからはじめてみてください。

なぜ「仕事が向いていない」と感じるのかの原因を探る

今の仕事が向いていないと感じてしまう原因がどこにあるのか、客観的に分析してみてください。

例えば、「業務を頑張ったが、上司から思うような評価をしてもらえなくて気分が落ち込んだ」など、原因につながるような出来事」を紙に書き出してみるとよいでしょう。

紙に書き出すことで問題点や原因を可視化することができ、冷静に向き合うことができます。そのうえで、改善できる点はあるのかなど第三者の目線で自分にアドバイスをしてみるのも効果的です。

新しいスキルを手に入れる

今の仕事に必要なスキルが十分でないと感じている場合は、まずはスキルや知識を磨くところからはじめてみましょう。スキルが身に付けば作業効率が上がるだけでなく、視点が変わり仕事に楽しさを感じられるようになる場合もあります。

また、新しいことを勉強したり、資格を取ることは気分転換にもつながりますし、直接業務に関係がないと思っていた知識や経験が仕事に活かされる場合もあります。

成功体験を積み重ねる

ここでの成功体験とは、上司や会社からの評価や出世ということではなく、自分で決めた課題をクリアしていくことです。

単調な業務などの場合、どうしてもモチベーションをキープするのが難しくなりますが、例えば「何時までにどのくらい終わらせる」や「半年後にこのぐらい稼ぐ」などの個人的な目標を立てて一つずつ達成することで、仕事へのモチベーションが上がっていく場合があります。

モチベーションが上がれば、今の仕事が向いていないと感じることも少なるかもしれません。

異動したい旨を上司に相談する

仕事が向いていないと感じる原因が、業務内容や職場環境にある場合は上司や人事に部署異動の相談をしてみるのもよいでしょう。

すぐに異動願いを聞き入れてもらえなかったとしても、近い将来異動できる可能性があれば、退職や転職を考えなくて済むかもしれません。

転職を考えてみる

向いていないと感じる原因の解明をしてみて、いろいろと対処法を試してみたがそれでも今の仕事は自分に向いていないと感じる場合には、転職を考えてみてもいいかもしれません。

また、職場の雰囲気が良くなかったり相談できるような人が一人もいないなど、対処法が取りづらいような場合も、転職を検討してみてもいいかもしれません。

転職する際の注意点

転職活動がうまく行くかどうかは、明確な目的や自分の持っているスキルや知識などによって大きく差が出ます。転職を考える際は、今の職場である程度の準備を済ませておく必要があります。

・自己分析
どんな仕事がしたいのか。自分の持っている知識やスキル。今の仕事で得た経験や成し遂げたことなど。

・転職先の調査
自分が本当に働きたい職場かどうか。自分の価値観と合うかどうか。給与や福利厚生などの待遇面など。

・退職の理由
なぜ今の仕事を辞めたのか。退職する場合は期日なども含めて、しっかりと事前に準備しておくことが大切です。

こんなケースは仕事を続けてみた方が良い

転職を考えだすと、その答えしかないように感じてしまい、他の選択肢が見えなくなってしまいます。以下のケースに該当する場合は、今の仕事を続けてみてもよいかもしれません。

1.やりがいは感じている

なかなか成果が出なかったり思うように評価されなくても、自分自身が仕事にやりがいを感じていたり、仕事に楽しさを感じられるようでしたら、まだ続けてみる価値はあると思います。

楽しさを感じていく中で、徐々に成果が出せるようになったり、上司から仕事の姿勢を評価され新しいプロジェクトを任される場合もあります。

2.尊敬できる人がいる

上司や同僚など仕事の仕方や仕事への向き合い方が尊敬でき、この人と一緒に働きながら自分も学びたい成長したいと思える人がいる場合は、まだ辞めるべきではないかもしれません。

尊敬できる人と一緒に仕事ができる環境は貴重です。まだまだ学べることがあると思う間は、続けてみてもいいかもしれません。

3.入社したばかりである

入社したての頃は思うような仕事をさせてもらえないことは多々あります。また、同期が成果を上げたり、評価されているのを見ることで自信をなくしてしまうかもしれませんが、成長速度や仕事の理解度には個人差があります。

すぐには結果が出なくても、徐々にコツをつかみ大きな成果を上げる場合もあります。

また、なぜ「今の仕事に向いていないのか」などの原因解明や改善策を行わないまま転職をしてしまうと、同じ失敗を繰り返す可能性がありますので、今の仕事でできる限りのことをやっておくことはとても大切です。

まずは今の気持ちを相談してみよう

職場に信頼できる上司や先輩がいる環境であれば、今の状態を相談してみるのもよいでしょう。

もしかしたら、上司も同じような悩みを抱えていたことがあるかもしれませんので、有効なアドバイスをもらえる可能性もあります。

また、上司や先輩から自分の強みや弱みを聞くことで、今の仕事に対する新たな発見につながったり、転職などの別の可能性を考える場合のヒントにもなります。

職場に相談できる人がいる場合は、自分の抱えている不安や悩みを聞いてもらうことがとても大切です。

家族や友人に相談してみる

上司への相談が難しい場合、家族や友人に相談してみるのもよいでしょう。家族や友人から客観的に意見をもらうことで冷静に判断できるようになる場合もあります。

また、違う職種で働く友人の経験談などを聞くことで、知見が広がり次の一歩を踏み出しやすくなる可能性もあります。

専門家という手段もある

「仕事が向いていない」という悩みは漠然としていて、家族や友人に相談しても真剣に取り合ってもらえない場合もあります。また、職場の不安や悩みというのは、気軽に相談できないことも多いです。

オンラインカウンセリングなら、メンタルヘルスの専門家であるカウンセラーに、「仕事が向いていない」と悩む気持ちを話すことができます。

オンラインカウンセリングのメリット

オンラインカウンセリングはインターネットにつながる環境であれば24時間、スマートフォンからでも簡単に予約が取れます。

また、オンラインカウンセリングは自宅で相談できるのもメリットです。

相談をするために移動をする時間を省くことはもちろん、なによりリラックスできる状態で自宅などから専門のカウンセラーに相談することができるのが、オンラインカウンセリング最大のメリットです。

まとめ

今回は、仕事が向いていないので辞めたいと感じている方に向け、デメリットや対処法などをご紹介していきました。

向いていないと感じる仕事を続けることは、精神的にも大きな負担となりますので、無理をしているようであれば、一度相談してみるのもよいでしょう。

なかなか社内の人に相談しにくいと感じているならば、カウンセリングを検討してみるのもよいかもしれません。

仕事をやめてしまう前に、なぜ向いていないと感じるのかをしっかりと分析することは転職をするうえでもとても重要になってきますので、今の仕事が向いていないと感じた場合、原因の解明と今回の対処法はぜひ試してみてください。

 

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