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【仕事を辞めるべきか悩む】モヤモヤを解消し、前向きになるためのヒント

【仕事を辞めるべきか悩む】モヤモヤを解消し、前向きになるためのヒント (1) オンラインカウンセリングメザニン

入社当初は希望にあふれ、この会社で長く働きたいと思っていたはずなのに、仕事に対して、理由の分からないモヤモヤが頭から離れない。そんな状態が続くと、次第に仕事への意欲も薄れ、もう仕事を辞めるべきかと頭をよぎることもあるかもしれません。いつしか仕事に対してモヤモヤすることが多くなり、気が付けば「やめるべきか」悩むようになることがあります。

この記事では、仕事を辞めるべきか悩むビジネスパーソンに向けて、まずは心の中にある仕事に対するモヤモヤの原因を見つけ、前向きになるための考え方やヒントをご紹介します。

モヤモヤの原因を探る

仕事に対して「モヤモヤ」した状態が続くと、前向きな気持ちを持てなくなり、辞めることを考えはじめてしまうことがあります。

この「モヤモヤ」というのは、漠然とした不安や不快感のことで、感情の整理がつかなかったり、気持ちがすっきりしない状態を指します。まずは、「モヤモヤ」の原因を探ることが大切です。

厚生労働省が2024年に発表した「労働安全衛生調査(実態調査)」の「仕事や職業生活における強い不安、ストレスの有無」の中から、「その他の事柄、強い不安、悩み、ストレスと感じる事柄がない」の区分を除いた上位5つの割合を見ていくと、仕事の失敗、責任の発生等が39.7%、仕事の量39.4%、対人関係(セクハラ・パワハラを含む)29.6%、仕事の質27.3%、そして顧客、取引先等からのクレーム26.6%、となっています。

仕事や職業生活における強い不安、ストレスの有無」の中から、「その他の事柄、強い不安、悩み、ストレスと感じる事柄がない」の区分を除いた上位5つの割合

2024年厚生労働省「労働安全衛生調査(実態調査)」結果の概要 図17を参考に作成

強いストレスとまではいかなくても、仕事の「モヤモヤ」の原因も大きく分けるとこの上位5つの要因と関連している場合が多いと考えられます。順番に見ていきましょう。

1.仕事の失敗、責任の発生等

業務でのミスや、責任の重い仕事を任されることによるプレッシャーは、漠然とした不安感につながることがあります。特に、経験が浅い時期や新しい業務に挑戦する際に、このようなすっきりしない気持ちを抱えやすいかもしれません。

2.仕事量が多い

業務過多による疲労の蓄積は、働く意欲の低下を招き、退職を考えるきっかけになることがあります。また、ワークライフバランスを重視する人が増える中で、周囲の充実したプライベートを目にすることで、自身の仕事に対し満たされない思いを抱くこともあるでしょう。

3.対人関係(セクハラ・パワハラを含む)

職場における人間関係の悩みは、大きな心理的負担となります。直接的なハラスメントでなくとも、同僚や上司の言動が積み重なることで、日々の心の引っかかりにつながることがあります。また、職場内のコミュニケーションが少ない場合、周囲との隔たりを感じ、仕事の相談がしづらくなったり、鬱屈した感情を抱え込み、結果的に退職を考えるようになることもあります。

4.仕事の質

入社前に抱いていた仕事への理想と現実のギャップから、「自分には合わない」と感じることがあります。

例えば単調な繰り返し作業に価値を見出せずにいたり、自分に向いていない苦手な仕事を長時間行っていると、「何のために働いているのか」という疑問を生み出し、心の淀みにつながる可能性があります。

5.顧客、取引先等からのクレーム

近年では、カスタマーハラスメントでメンタル不調になるビジネスパーソンも増加傾向にあります。また顧客や取引先からの厳しい意見やクレーム対応は、自信喪失につながる精神的な負担の大きなものです。一度の対応が尾を引き、その後の業務への意欲を低下させることもあります。

【仕事を辞めるべきか悩む】モヤモヤを解消し、前向きになるためのヒント (2) オンラインカウンセリングメザニン

モヤモヤを解消するために

仕事に対する「モヤモヤ」は、考え方や行動ひとつで解消できる可能性があります。この章では、仕事に対する「モヤモヤ」を解消し、日々の業務に前向きに取り組むための効果的な考え方をいくつか紹介します。

自分の気持ちと向き合う

自分が本当はどうしたかったのか。また、どうなったら嬉しかったのか、と考えてみることで、自分が大切にしている価値観に気づける場合があります。

また、自分の気持ちと向き合うことでモヤモヤの正体が少しずつはっきりしてくることがあり、結果として自分がどんなことに反応しやすいのかに気づくことができ、その後の考え方や行動も変わってきたりします。

例えば、上司に業務内容について指摘されたことでモヤモヤした場合、本音の部分では「頑張ったことを認めてもらいたかった」ということが分かった場合、自分の努力や結果を評価してほしかったことが原因だと気づけるようになります。

楽しさをみつける

モヤモヤを感じた状態で働き続けると、どうしてもネガティブな面にばかり目を向けてしまうことが多いですが、自分が希望していなかった業務の中にも、好きと感じられる部分があるかもしれません。

あなたが考える「楽しい仕事」とはどのような仕事なのか具体的に考えてみてください。その中で、今の業務と共通する部分がないか考えてみましょう。共通点を見つけることで、前向きに取り組めるようになるかもしれません。

また、全く違う業務の経験が将来の仕事に活かされる可能性もあります。例えば、営業職で培った調整力や提案力が企画開発の分野で充分発揮される場合もあります。

これまでコミュニケーションをあまりとらなかった人は、積極的に話しかけることで、これまで気づかなかった同僚の魅力や、興味深い話が聞けることがあるかもしれません。

変えられるものにフォーカスする

自分の仕事の進め方や声のかけかた、優先順位のつけ方など「自分で変えられる」ものにフォーカスして変えてみることで、状況や気持ちが楽になることがあります。

例えば、仕事量の面であれば、ToDoリストや業務フローの見直しが時間短縮につながる可能性もあります。

業務内容が難しくプレッシャーを感じるような場合は、完璧を目指さず、まずは60点くらいで、とにかく完了を目指す方向にシフトしてみることで、気持ちが楽になる場合があります。

また、自分から挨拶やお礼を言うことでコミュニケーションが生まれ、人間関係が改善される場合もあります。

このように、状況全体をコントロールすることは難しくても、「今日だけ」「自分だけ」「このやり方だけ」なら変えられる部分はきっとあるはずです。

思うようにいかないものだと理解する

自分のやりたい仕事だけをして、自分の働きたいように働いて、理想の人間関係に恵まれているという人はほとんどいないでしょう。

例えば、将来転職や起業したいと考えている人も、そのために必要なスキルや人脈、資金などの財産は急に降って湧いてくるものはなく、コツコツと積み上げていくことがほとんどです。

そのためにも、今は思い通りにいかないことを経験しておくことも大切なことです。そこから何を得たのか、どうやって乗り越えたのかが、この先のキャリアにおいても役に立つ可能性があります。

それでもモヤモヤするなら

仕事を辞めるべきかという悩みは、職場の上司や同僚には話しづらく、家族にも本音を打ち明けにくいものです。その結果として、自分の中だけでモヤモヤを抱え込み、決断できないまま時間だけが過ぎてしまうことがあるかもしれません。

もちろん、様々な方法を試しても、どうしてもモヤモヤが解消しない場合や、誰かにじっくりと話を聞いてほしいと感じることもあるでしょう。そんな時こそ、オンラインカウンセリングという選択肢があります。

オンラインカウンセリングは、言葉にできないモヤモヤとした仕事の悩みを整理する手段のひとつです。解決を急がせるのではなく、「本当はどうしたいのか」「何に不安を感じているのか」といった、心の深い部分に向き合うプロセスを、経験豊富なカウンセラーが丁寧にサポートします。

また、オンラインカウンセリングが働く世代に選ばれている背景には、「続けやすさ」と「利用しやすさ」があります。

場所を選ばず利用できるため、自宅などの自分が落ち着ける空間からアクセス可能です。スマートフォンやパソコンがあれば、特別な準備も不要。早朝や夜間など、柔軟な時間帯に対応しているサービスも多く、忙しい日々の中でも無理なく取り入れられます。

重要なのは「答えを出すこと」ではなく、「納得して選ぶこと」

仕事を辞めるか続けるか。その答えは、他人が出せるものではありません。大切なのは、自分の気持ちに耳を傾け、自分で納得できる選択をすることです。オンラインカウンセリングでは、そのための土台をつくることができます。

  • 思考を言語化することで、頭の中でぐるぐるしていた悩みが整理され、自分が何に迷っているのかが明確になる。
  • 誰かにありのままの気持ちを受け止められる安心感が、立ち止まっていた背中をそっと押し、前を向くきっかけになる。
  • 凝り固まった視点を変えることで、これまで気づかなかった新たな可能性や解決策が見えてくる。
  • カウンセラーのサポートによって、迷いや不安が解消され、自分の力で未来へ向かう一歩を踏み出す準備が整っていく。

キャリアの悩みは、時にとても個人的で、だからこそ打ち明けにくいものですが、「どうしたらいいか分からない」「誰かに話を聞いてほしい」と思ったときが、相談のベストタイミングです。

オンラインカウンセリングは、今のあなたの気持ちにそっと寄り添い、必要な視点と安心を提供します。まだ明確な答えが出ていなくても大丈夫。そこから始められる、柔軟で安心できる選択肢です。

まずは一度、心の整理から始めてみませんか。自分の気持ちを大切にすることから、次のステップは自然と見えてきます。

【仕事を辞めるべきか悩む】モヤモヤを解消し、前向きになるためのヒント (3) オンラインカウンセリングメザニン

まとめ

今回は、仕事を辞めるべきか悩むビジネスパーソンに向けて、心の中にある仕事に対する「モヤモヤ」の原因を見つけ、解消するための考え方や前向きになるヒントを紹介していきました。

まずは、漠然としたモヤモヤの正体を明確にし、自分の行動や考え方を変えることで改善できる可能性があります。

一人で抱え込んでしまうとますますつらくなり、仕事を辞めたいと考えてしまうようになるかもしれません。そうなる前に、身近な人や専門家に相談することも検討してみましょう。

オンラインカウンセリング利用ステップの紹介

この章では、メザニンコラムを発信しているオンラインカウンセリングサービス「メザニン」を例に、利用ステップを紹介します。

ステップ1.会員登録を済ませる

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まず事前準備として、会員登録を済ませましょう。メザニンでは1分で会員登録が完了し、登録後はカウンセリングに利用できる3,000ポイントを進呈しています。

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ステップ2.予約をする

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会員登録が済んだら、さっそく予約をしてみましょう。カレンダー表示から自分の予定に合った日時が選べます。会員登録時に進呈された3,000ポイントも利用できます。

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ステップ3.カウンセリングを受ける

カウンセリングを受ける

メザニンのカウンセリングは、アプリのインストール不要。スマホがあれば、自宅などリラックスできる場所からオンラインカウンセリングを受けられます。
もちろん、インターネット環境があればPCやタブレットでもご利用いただけます。

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Q&A

Q1: 仕事に対する「モヤモヤ」が漠然としすぎて、何が原因か自分でも分かりません。どうすれば良いですか?
まずは厚生労働省の調査にもあるように、「仕事の失敗・責任」「仕事量」「対人関係」「仕事の質」、そして「顧客からのクレーム」といった主要なストレス要因に当てはまるものがないか考えてみましょう。また、記事で紹介している「自分の気持ちと向き合う」を実践し、「どうしたかったのか」「どうなったら嬉しかったのか」を自問自答することで、漠然としたモヤモヤの正体が少しずつ見えてくることがあります。
Q2: 今の仕事は好きになれない部分もありますが、辞めるほどではない気がします。どう向き合えば良いでしょうか?
記事で提案しているように、まずは「楽しさを見つける」努力をしてみましょう。全く興味のない業務の中に、意外な共通点や将来役立つスキルを見出すこともあります。また、「変えられるものにフォーカスする」ことで、自身の行動や考え方を少し変えるだけで、状況が好転する可能性も十分にあります。完璧を目指さず、まずは「60点」で完了を目指すのも一つの方法です。
Q3: 仕事の人間関係に悩んでいます。ハラスメントではないけれど、心の引っかかりが多くて疲れます。
記事でも触れている通り、直接的なハラスメントでなくとも、同僚や上司の言動が積み重なることで大きな負担になることがあります。まずは「自分から挨拶やお礼を言う」など、自分にできる範囲でコミュニケーションを改善してみることから始めてみましょう。それでも状況が改善しない、あるいは精神的に限界だと感じたら、一人で抱え込まず専門家への相談も検討してください。
Q4: 仕事の質が理想と違い、やりがいを見出せません。辞めるべきでしょうか?
単調な作業や苦手な仕事が続き、「何のために働いているのか」という疑問が湧くのは自然なことです。すぐに辞める決断をする前に、まずは記事にあるように「自分の気持ちと向き合う」ことで、自分が本当に大切にしている価値観を明確にしてみましょう。また、今の業務経験が将来のキャリアにどう活かせるか、異なる視点から考えてみることも大切です。
Q5: 色々な方法を試しても、やはり仕事のモヤモヤが解消せず、誰かに話を聞いてほしいです。どうすればいいですか?
そのような時は、オンラインカウンセリングという選択肢が非常に有効です。記事でも説明しているように、オンラインカウンセリングは「言葉にできないモヤモヤを整理する」ための手段であり、経験豊富なカウンセラーがあなたの心の深い部分に寄り添ってくれます。場所を選ばず利用でき、忙しい中でも取り入れやすいので、ぜひ検討してみてください。