毎日「仕事を辞めたい」と思いながら会社に向かうビジネスパーソンは少なくありません。この記事では、会社に行こうとすると体調不良になる、仕事の事を考えると気分が落ち込んで辛いというあなたに向けて、試してみてほしい4つの対処法を紹介していきます。
「仕事を辞めたい」は甘え?
休日や祝日、連休明けの朝は気分が優れない。
布団から出て支度を済ませたら、電車に乗らなくてはいけない。
電車に乗ったら会社に着いてしまう。会社に着いたらまた夜まで仕事をしなくてはならない。
このように、やらなければならないプロセスを考えるだけで、憂うつな気分になってしまいますよね。
しかし、「仕事を辞めたい」という気持ちは決して甘えではなく、多くのビジネスパーソンが職場でのストレスや困難に直面しています。
「仕事を辞めたい」理由は一つではない
さまざまな要因によってストレスを感じ、一般的に「仕事を辞めたい」と悩む理由は以下の通りです。
- 給与や待遇が業務量と見合っていない
- 成果が評価されず、昇進や昇格などのキャリアアップが見込めない
- 職場の人間関係が難しい
- 長時間労働や過重労働が続いている
- 仕事に対するやりがいを感じない
- 職場環境や働く条件が悪い
- ワークライフバランスの悪化
- 業界全体の不安定さに対する懸念
上記以外にも、毎日の通勤が辛い、転職や転勤による職場環境の変化についていけない、仕事でミスばかりが続くなど、細かい理由は無数に存在し、辛い気持ちをがまんすればする程、ストレスにさらされる状態になります。
仕事を辞めたい気持ちを引き起こす周囲の言葉とその影響
「他にもっと辛い思いをしている人がいる」、「誰でもそうだよ。あなただけじゃない」などという周囲からの言葉。
辛い気持ちを抑え込んで会社に向かうと、業務をきちんとすることができたという経験をしたことはないでしょうか。この時、できてしまった自分はまだ大丈夫なんだと錯覚してしまうケースがあります。
同時に、勤務中は緊張感を持っていても、帰宅をすると急に涙が止まらなくなったり、夜になると不安に圧倒されてなかなか寝付けない、という症状で悩むこともあるかもしれません。
「他の人も頑張っている」という言葉がもたらす影響とは?
たとえば同僚や先輩、上司が「君は大丈夫だ」と言ったとしても、あなたが「大丈夫」かそうでないかは他者が決めることではないのです。
あなたが「辛い」と感じてしんどい状態であれば、それは「大丈夫ではない」状態であるといえます。
社会人として会社という組織で働くようになると、成果だけではなくさまざまな角度から「評価」をされるようになります。がんばってもがんばっても、もっとがんばれと言われ続けて、こんなにボロボロになっても、まだやらなくてはいけないのかと途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
仕事を辞めたい気持ちが心身に及ぼす影響
特別嫌なことがあったわけではないのに、なんとなくこころが重い。そう感じる時はこころが疲れてしまっているのかもしれません。
仕事から帰宅すると一歩も動けず、気づけば何時間も何もせずに座ったままだった。
食事や入浴、家事や明日の準備など、やらなければならないことはたくさんあるのに動くことができない。
仕事を終えて帰宅すると、身体が動かず何もできない自分に落ち込むこともあるでしょう。
ようやく立ち上がっても、何から手を付ければよいのか分からず、しばらく立ち尽くしていたという場合もあるかもしれませんね。
まず「仕事を辞めたい」の先を考える余裕がなくなる
ストレスや疲労がピークに達すると思考力が低下するため、しっかりと自分の気持ちに向き合うことが困難になります。
「仕事を辞めたい」と思うけれど、その先を考える余裕がない、自分の気持ちがまとまらないなどの生活を続けていると、さまざまな場面で影響がでてきます。
「仕事を辞めたい」気持ちの辛さが身体に及ぼす影響
睡眠不足や不眠
長時間労働や高いストレス状態が続くと、睡眠不足や不眠症につながることがあります。
睡眠は身体を回復する重要なプロセスであり、睡眠不足になると免疫機能の低下や集中力の低下といった問題が生じやすくなります。
さまざまな体調不良
ストレスの高まりにより頭痛や筋肉の緊張、胃の不調などの身体的な症状が起こる場合があります。
これらの症状を放置すると、より深刻な健康問題に発展する可能性があります。
例えば、慢性的なストレスは、生活習慣病のリスクを増加させると考えられています。
「仕事を辞めたい」気持ちの辛さがこころに及ぼす影響
感情の起伏が激しくなる
仕事に対するストレスや不満が蓄積されると、感情の起伏が激しくなることがあります。
精神的な負担が増加すると、焦燥感、イライラなどで落ち着かなくなり、日常的な感情のコントロールが難しくなります。
また、感情が安定しない状態は、職場でのコミュニケーションや人間関係にも影響すると考えられています。
うつの症状が現れるケースも
「仕事を辞めたい」という強い感情がうつの症状を引き起こす可能性もあります。
うつの症状はモチベーションの低下や楽しみを感じにくくなることと関連しているため、仕事を含む全体的な生活満足度を低下させると考えられています。
また、仕事のストレスが心身に及ぼす影響は、抑うつだけでなく不安症状などの精神的な健康問題にもつながるケースもありますので、あなた自身が「なんだかいつもと違う」と感じているようであれば、がまんをせずに相談をしましょう。
「仕事を辞めたい」時の対処法4つ
「仕事を辞めたい」という状態のままで仕事を続けていくことは、あなたのこころと身体に大きな影響を及ぼす場合があります。
この章では、そのような状況への対処法を4つ紹介していきます。
- あなたの「強み」について
- 一時的な休息を検討する
- 感情を書き出してみる
- プロフェッショナルなサポートを受ける
1つずつ順番にみていきましょう。
1.あなたの「強み」について
まず、あなたの強みについて考えていきましょう。
自己評価と自己認識は、仕事に対する満足度やモチベーションを向上させる上で重要なステップです。
あなたの強みや興味を自分自身で正確に理解し、仕事にどのように活かせるかを考えることで、より適した職務や環境を見つけ出すことに役立ちます。
価値観と目標の振り返り
あなたの強みが分かったら、次は自分の価値観や人生の目標を明確にしましょう。
あなたの価値観や目標が、現在就いている仕事にマッチしているかどうかを検討することは、仕事に対する意義や達成感を見つける手助けとなります。
例えば、社会貢献が大切だと感じているなら、その価値観を満たす仕事であるかどうかなどを確認していきましょう。
スキルの洗い出し
あなたのスキルを把握するために、自己評価を定期的に行っていくことが有効とされています。その際には上司や先輩、同僚からの評価やフィードバックを参考にすることも効果的ですが、ここではあくまで「自己評価」でスキルの洗い出しをすることが重要です。
スキルを活かせる職場では、やりがいや成果を感じやすくなります。逆に、スキルや強みが発揮できない場合は、改善案や具体的なステップを考えることが必要となってきます。
こうして整理していくと、「仕事に関すること」で何がストレスになっているのかが少しずつ見えてくるかもしれません。
2.一時的な休息を検討する
1で紹介した「あなたの強みについて」では「考える」というプロセスが必要になるため、疲労で考える気力がないといった場合は、無理をせずしっかりと休むことも視野に入れていきましょう。
一時的な休息を取ることは、仕事に対する感情やモチベーションを取り戻す上で非常に効果的です。新しいエネルギーを充電することで、仕事へのアプローチを見直す期間を設けることができるでしょう。
休息を取る重要性
仕事のストレスや疲労が積み重なると、冷静な意思決定が難しくなります。
一時的に休息を取ることで、身体とこころのバランスを取り戻し、クリアな視点で仕事に向き合うことが期待できます。
新しい視点を得る
休息を取ることで、新しい視点やアイデアが湧き上がることがあります。違った環境や活動を通じて気分転換を図り、日常のルーティンから離れることで、仕事に対する新たなインスピレーションが生まれるかもしれません。
感情や意欲の変化
休息を取ることによって、仕事に対する感情や意欲が変わることがあります。リフレッシュされた状態で仕事に戻ることで、意欲に変化が現れるケースもあります。
長期休暇を取ることが難しい場合は、有給を使って数日仕事から離れてみるなど、仕事から物理的にも気持ち的にも一度距離を置ける期間を設けるとよいでしょう。
3.感情を書き出してみる
感情と向き合うことは自己理解を深め、仕事に対する不満やストレスの本質を把握する上で不可欠です。
このプロセスを通じて感情を認識し整理することで、「会社を辞めたい理由が自分でもわからない」という、モヤモヤした状態を形として捉えることができるかもしれません。
気持ちを文字にしてみよう
感情や思考を整理する手段として、文字として書き出してみることは非常に有益です。
日々の出来事や仕事に対する感情を文字にすることで、感情の変化や特定の状況での感じ方を把握し、問題の発端を特定する助けになるでしょう。
日記のような形式だと継続することが難しい場合もあるので、メモ帳などに書ける時、書きたい時に無理なく行えるようにすることがポイントです。
質問を投げかける
あなたが自分自身に向けて質問を投げかけることも効果的です。
例えば、「なぜこの仕事がストレスを引き起こすのか?」、「自分の期待と現実がどこでずれているのか?」といった問いかけを通じて、自分の感情が今どのような位置にあるのかを把握することができます。
4.プロフェッショナルなサポートを受ける
プロフェッショナルなサポートを受けることは、仕事に関する悩みや迷いを解決する上で非常に有益であるといえます。
専門的なカウンセリングを受けることで、自分の内面に潜む感情や課題に向き合い、それに基づいた具体的なアクションプランを立てることができるでしょう。
「自分の気持ち」が整理できる
専門家のカウンセリングを受けることで、自分の深層心理や無意識の部分に気づくことが期待できます。
仕事における課題や適性、ストレスの根本的を理解しやすくなるでしょう。
ストレスの軽減
他者との対話は、感情の整理やストレスの軽減に役立ちます。
家族や友人に話すことで得られるサポートは重要ですが、専門性の高いカウンセラーとの対話がより深い効果をもたらすことがあります。そのため、カウンセリングを通じて感情やストレスに対するサポートが期待できるでしょう。
オンラインカウンセリングのメリット
オンラインカウンセリングは、場所や時間の制約を受けずに受けることができるため、忙しい生活を送り、疲労で辛い気持ちを抱えるあなたに最適なサービスだといえるでしょう。
プロのカウンセラーとのオンラインカウンセリングを通じて、感情や悩みを共有することで、解決策への道が見えてくるかもしれません。また、プロのサポートを受けることで、仕事に対するクリアな視点を得られ、新たな展望が開けることも期待できます。
「辛い」は当たり前ではない
「辛いこと」が日常になってしまうと、それを当たり前だと考えるようになってきます。
人には適応能力があり、辛い状況に長くさらされると、それが新しい「普通」になることがあります。これは一種の心理的な適応で、辛さやストレスが続くと、その状態が「当たり前」や「受け入れるべきもの」と感じられるようになってくるのです。
環境の変化やストレスが続いていると、それに慣れていくため問題を認識しにくくなり、状況を変える意欲が低下することがあると考えられています。
メンタルヘルスの専門家のカウンセリングが有効
心身の健康が損なわれている場合は、専門家や信頼できる友人や家族に相談することをお勧めします。新しい視点を得たり、サポートを受けることで、状況を改善する可能性があります。
メンタルヘルス不調に向けたオンラインカウンセリングの中でも、「仕事の悩み」に強いサービスを選ぶことがポイントです。

オンラインカウンセリングで「仕事の悩み」を相談してみよう
近年、仕事のストレスで悩むビジネスパーソンは増加しており、「仕事の悩み」を相談できるオンラインカウンセリングが注目を集めています。
都合が良い時間帯にカウンセリングを受けられる
オンラインカウンセリングのメリットとして、柔軟なスケジュールが挙げられます。
あなたに合った時間帯にカウンセリングを受けることができるので、他の予定との合間や、突然空いたスキマ時間で利用することも可能です。
カウンセリングに興味はあるけれど、予約の日時が限られていて予約を入れにくいと感じるあなたにこそ、オンラインカウンセリングはおすすめです。
パソコンやスマホからカウンセリングが受けられる
オンラインカウンセリングには場所の制約がなく、カウンセリングを受ける場所に出向く必要がないため、自宅などのリラックスできる場所から、専門性の高いカウンセラーに話すことができます。
また、「仕事の悩み」に特化したオンラインカウンセリングサービスを利用することで、効果的なサポートを受けることができるでしょう。
かんたんweb予約
オンラインカウンセリングは、スマートフォンから簡単に予約ができますので、「会社を辞めたい」と悩んだ時に気軽に利用してみましょう。
メンタルヘルスのプロであるカウンセラーに話してみることで、自分の気持ちを整理できるかもしれません。

まとめ
この記事では、「仕事を辞めたい」と悩んでいるときに試したい4つの対処法を紹介しました。
オンラインカウンセリングは、会社に行こうとすると体調不良や気分が酷く落ち込むことがあるというあなたにこそ、最適なサービスであるといえます。
辛い毎日を過ごしているようであれば、その気持ちをメンタルヘルスのプロであるカウンセラーに話してみましょう。
mezzanineのカウンセラー
メザニンコラムを発信している「mezzanine」では、オンラインカウンセリングを提供しています。ご自宅から、専門性の高いカウンセラーからのカウンセリングを受けられます。

メザニン登録カウンセラー
佐々木 隆嘉 Takayoshi SASAKI
臨床心理士、公認心理師
会計事務所での勤務など、様々な社会人経験を経たのち大学院に入学。修了後、医療・教育領域をメインに業務にあたっています。
【メッセージ】
話をしても何も解決しないかもしれない、話すこと自体がつらい、カウンセラーと合わないかもしれないなど、不安に感じることもあるかもしれませんが、一歩踏み出してご相談いただければと思っています。
あまり堅苦しくならず、ただ愚痴を話してまったりする時間にしていただいても大丈夫です。