仕事の悩み

仕事と子育てを両立するのは大変 よくある悩みと両立支援を紹介

子育てをしながら仕事を続ける女性が増えています。最近では、男性の育児休暇取得も増えており、子育てをしながら共働きしている家庭も少なくありません。

子どもの将来のための貯蓄や、老後のために共働きを選択するケースもあれば、仕事にもやりがいを見出しており、子育てをしながらでもキャリアをあきらめたくないという場合など、事情は様々です。

しかし仕事と子育てを両立させることは一筋縄ではいかず、多くの方が同じような悩みを抱えています。ここでは、よくある悩みと両立支援についてご紹介します。

両立の悩み(家庭編)

1.家事に手が回らない

朝起きたら食事の準備をし、子どもを起こしてご飯を食べさせ、保育園に送りつつ自分も出勤。夕方、子どもを迎えに行って夕飯の買い物をして、食事をしたらもう寝る時間。

洗い物や洗濯物を片付けるのが精一杯で、部屋の隅に溜まったゴミは見て見ぬふり。週末に一気に片付けようと思っても、疲れていたり、子どもの相手をしたりで時間が取れないということも少なくありません。部屋が散らかった状態が続くと気持ちまで滅入ってしまいます。

2.子どもと向き合う時間がない

平日、子どもと遊んであげる時間がほとんど取れず、家に帰ってきても、子どもが遊んでばかりでちゃんとご飯を食べなかったり、9時には寝てほしいのに、思い通りに寝てくれずイライラして怒ってしまい、そのたびに「自分はなんてダメな親なのだろう」と自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。

3.習い事に通わせてあげられない

子どもの健康や教育のことを考えて、スイミングスクールなどのスポーツや、公文などの習い事に通わせてあげたいのに、平日は送り迎えをしてあげることができないので断念せざるを得ない、かと言って週末に習い事を入れてしまうと子どもと遊ぶ時間がとれないというジレンマを抱える人も少なくありません。

4.自分の時間がない

子どもを寝かしつけていたら、そのまま眠ってしまい気づいたら朝に…。なんてことも少なくありません。

見たかった映画やテレビも見られず、友人からの誘いも断らざるを得ない。大好きな趣味や美容にかける時間もなく、鏡に映った自分の姿を見てゲンナリしてしまうこともあります。

5.パートナーとの仲

子育てする共働き世帯で大切なのはパートナーとの連携です。しかし、帰宅時間が違ったり、帰ってきても子どもと一緒に寝てしまったりと、夫婦の時間が取れないことで、コミュニケーション不足になり、互いにストレスを溜めてしまうケースもあります。

また、パートナーがあまり育児に積極的でない場合に、「自分ばかり頑張っている」という気持ちになり、さらに不満をため込んでしまうこともあります。

両立の悩み(仕事編)

1.周囲に気を使わせてしまう

社会的には、仕事をしながら子育てをすることに対する理解が少しずつ進んできていますが、たとえば上司や同僚の理解がある環境でも、子どもの発熱などで急なお迎えが必要になり、早退やお休みを取らなければならないことが頻繁に続くと業務を肩代わりしてもらっていると感じてしまい、ストレスを抱えてしまう場合があります。

2.昇給や昇進への不安

産休から復帰後しばらくは、勤務形態を時短勤務に切り替える女性従業員も少なくありません。しかし、自身のキャリアを考えた時、フルタイムに復帰するタイミングや、昇進などの

評価に影響を与えるのではないかという不安やストレスを感じることがあります。

こうした状況は、仕事と家庭を両立させる中で、さらにプレッシャーとなり、昇進やキャリアに対する不安を生む要因となることもあります。

3.仕事に集中できない

小さい子どもが家にいる状態での在宅勤務などは、子どもの話し相手や遊び相手をしながらだったりと、思うように作業が進まないこともあります。

仕事を持ち帰っても、夜中に子どもが泣き出したりすると、対応に追われたりすることで、仕事に集中できないという悩みがあります。

このような悩みは、仕事と子育てを両立しているビジネスパーソンのごく一部ではなく、多くの方が同じような悩みと日々戦っています。

では、両立の悩みを少しでも軽くするためにはどうしたら良いのでしょうか。次の章では仕事と子育ての両立の悩みを軽くするポイントを、家庭と職場、それぞれの側面から見ていきます。

1.完璧じゃなくていい

仕事もやって、家事もすべてきっちりとこなそうとすると、どうしても無理が出てきてしまい、ストレスを溜めてしまいます。

例えば、掃除をする場所を曜日毎で分けたり、しんどい時には外食やスーパーの出来合いのもので済ませると決めておくだけでも家事のストレスが軽くなります。

家事に対して「手を抜く」と考えると、サボっているような気持ちになってしまいますが、自分の時間や子どもと向き合うための「余裕を作る」と考えてみると良いでしょう。

2.パートナーとの役割分担

仕事と子育てを上手く両立させていくには、パートナーと協力することは不可欠と言えます。どちらか片方だけに家事や育児の負担が偏っていると、ストレスでメンタル不調を起こしたり、パートナーとの関係にも影響が出てきてしまいます。

もしも、相手が家事や子育てにあまり協力的でなかったら、やり方が分からない可能性もあります。まずは家事や育児のやり方を教えたり、担当してほしい部分を具体的に伝えることからはじめてみましょう。

その際には、細かいやり方の違いや、ちょっとしたミスには目をつむり、やってくれたことに感謝するようにしましょう。最初は手間がかかるかもしれませんが、長い目で見たときに、自分の負担が減っていくはずです。

3.朝時間にシフトする

子どもが寝た後で、映画や録りためていたドラマを見ようと思っていたのに、子どもを寝かしつけたらそのまま一緒に寝てしまって、気づいたら夜中になってしまった…。ということはよくあります。

そんな時は考え方を変えて、最初から子どもと一緒に寝ると決め、その分朝早く起きてから好きな映画や趣味の時間を取ったりするのもおすすめです。

最近は、出勤前にカフェや会議室などで趣味や勉強会を行う「朝活」もブームになっています。朝時間にシフトすることで、生活リズムが整うだけでなく、出勤前に時間がなくイライラするようなことも少なくなるでしょう。

職場編

1.働き方を相談する

子どもが小さいときには、学校や保育園などからの急な呼び出しや、発熱などの体調不良など、不測の事態が起こることもしばしばあります。そんな時に時短勤務や在宅勤務などであれば、すぐに対応しやすくなるでしょう。

最近は子育てと両立しやすい働き方を提案している会社もあります。今の勤務形態では両立が難しいと感じたら、上司や人事部と相談して、現状の働き方を見直してもらうのもいいでしょう。

短時間勤務制度

育児や介護などの事情がある従業員が、所定労働時間を短縮して勤務できる制度です。3歳未満の子どもを養育する従業員が一定の条件を満たすことで利用できます。

2.休暇制度を活用する

仕事と子育ての両立をサポートするための休暇制度もあります。企業や勤務形態、またお子様の年齢によって取得条件は異なりますが、条件に当てはまるようでしたら積極的に活用するのも良いでしょう。

育児休業

子どもが生まれてから1歳になるまで取得できる、国が定めた休業制度です。育児休業中は、収入の一部を補助する制度もありますので、経済的な心配が少なく、育児に専念できます。

育児休暇

「育児休業」と言葉は似ていますが、こちらは法律で定めたものではなく、会社が独自に設けている制度です。そのため、休暇期間や条件は会社によって異なります。

看護休暇

子どもが病気や怪我をした際に休みを取得することができる制度です。インフルエンザなどの長期間の看病が必要になった場合でも、看護休暇を利用することで、収入を大きく減らすことなく看病に専念することができます。

仕事と子育ての両立で大切なこと

仕事をこなしながら、日々の子育てや家事も完璧に行うことは並大抵のことではありません。特に子育てに関して多くの親御さんは、時間の確保や経済的な貯蓄の面で苦労することが多いかもしれません。

時間や金銭面などの余裕がなくなると、それがストレスになり、子どもに対してもついイライラした態度を向けてしまうことがあります。

本当は子どもに対して、余裕を持って接してあげたい、いつも笑顔でいたいと思っているのに、気づけば険しい顔つきになっている。

職場でも、周りに気を使いすぎたり、申し訳ない気持ちから、上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れなくなってしまったり。

まずは自分自身に心の余裕を取り戻し、笑顔でいられる環境を整えることが大切です。そのためにも、今の働き方や子育ての仕方など、両方の面からしっかり見直す必要があります。

しかし、働き方などの悩みや問題は、一人で考え込んでもなかなか良い解決法が見つからなかったり、不安な気持ちが大きくなってしまうこともあります。

そんな時は、キャリアのスキルや知識がある専門のカウンセラーに相談することで、現状を見直し、両立のための客観的なアドバイスを受けることができます。

仕事と育児の両立支援カウンセリング

仕事と子育ての両立で悩んでいる、不安を抱えているという場合は、専門のカウンセラーからのカウンセリングが有効です。

例えば、仕事と子育てをしっかりと両立させたい方に向けて、働き方の見直しや、優先順位付け、時間の有効な使い方などの子育ての悩みを相談できます。

また育児休暇明けで復職したいという方も、復職後のキャリアや働き方をどうしていきたいかなどのアドバイスを受けることが可能です。

仕事と子育ての両立をあわせて相談できるメリット

仕事と子育てはどちらも重要ですが、それぞれに異なる課題があります。両立するためのバランスの取れた解決策を得たい場合は、キャリアとメンタルヘルスの資格両方を保有しているカウンセラーに相談することが効果的です。

キャリアとメンタルヘルス両方の資格を持つカウンセラーは、仕事に関するキャリアパスや職場環境、仕事の効率化に関するアドバイスを提供するだけでなく、精神面におけるサポートも行うことができます。

仕事と子育ての両立をあわせて相談できるのは、実務的な問題と心理的な問題解決のための支援を受けられる点が大きなメリットであるといえるでしょう。

まとめ

今回は、仕事と子育てを両立する上での悩みや、ストレスを軽減するポイントを紹介しました。

子どもを持つ共働き家庭にとって、仕事と子育てを両立していく悩みは少なからずみんな持っています。

大切なことは、心に余裕を持ち、いつも笑顔でいることです。そのために必要な支援やサポート制度、専門家の助けを積極的に借りていくことが大切かもしれません。

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